フリクションフリーの特長を活かすだけでなく、歯牙の移動及びコントロールをトータルに実現した、ミニタイプのセルフライゲーションブラケットです。
医療機器認証番号
21200BZZ00319000
ストレートワイヤーテクニックの治療結果を評価する基準として、Dr.アンドリュースの「シックス キー」つまり6つの鍵が提唱されています。その6つの鍵を達成する方法として、スペーシング、アンギュレーション、インクリネーション、ローテーションコントロールなどの調整にある程度の力を加えることが必要とされています。
それを可能にしたセルフライゲーティングブラケットがクリッピーです。
ワイヤーを交換することにより、治療初期から後期まで、必要に応じた矯正力・コントロールを選択することが可能で、従来の結紮作業を伴った治療効果と同様な結果を得ることができます。
クリッピーには、ナチュラルな白さが際立つセラミックブラケット、小さくてすっきりした印象のメタルブラケット、リンガルブラケットなど、様々なご要望に対応しています。
クリッピーの大きな特長は、治療の各段階に合わせて、適切なワイヤーやブラケットの固定度合いを選べることです。歯牙移動を柔軟にコントロールして、より短い時間で治療効果を上げるとともに、患者さんの負担も軽減します。
開閉が容易なクリップを採用したことにより、ワイヤー交換が簡単でスムーズに行えます。また、リガチャーワイヤーやモジュールなどを用いずに結紮できるので、オーラルハイジーンのケアが行いやすいことと、医療廃棄物を減らすことができるのもメリットです。
ボンディング材を選ばないメカニカルロックベース、正面とジンジバル方向から開閉ができるロジウムコーティング* された開閉クリップなど、トミーテクロノジーを駆使したメカニズムを採用しています。
*クリッピーCに採用
ミニクリッピーは、その独自の構造と操作性で
さまざまなメリットをもたらします。
IDマーキングとベース面のレーザーマーキングにより、部位の識別が簡単にできます。
クリッピーは、ワイヤーとブラケットの固定度合いにより「パッシブ」「インタラクティブ」「アクティブ」の3つのステージに分類されます。治療初期から後期まで、それぞれの段階に応じたステージを選ぶことで、適切な治療を行うことができます。
ラウンドワイヤーが自由にスライドし、ワイヤーの特性を充分に発揮することができます。弱い矯正力で歯牙のレベリングやアライメントが可能です。
スクエアワイヤーがクリップに触れることなくスロット内に収まるため、ある程度のトルク及びローテーションコントロールが可能です。スムーズに歯牙移動を行うことができます。前歯のリトラクションには適切なステージです。
レクタンギュラーワイヤーが完全にクリップで固定されるため、充分なアクティブコントロールが可能です。ブラケットのプリスクリプションが発揮されます。